ユーザーから見えない部分を担うプロフェッショナル
バックエンドエンジニアは、Webサイトの裏側を担当するエンジニアです。
Webサイトはフロントエンドと、バックエンドにわかれています。
フロントエンドとは一番前、つまりユーザーが見たり、データを入力したりする部分のことです。
そしてバックエンドとは一番後ろ、ユーザーからは見えない部分です。
具体的にはWebサイトの情報を処理するサーバーや、データベースなどの部分のことをいいます。
たとえばECサイトを作成する場合、フロントエンドでユーザーが入力した注文や個人情報の処理、データベースの構築、不正アクセスへの対応などを行います。
インターネットのキーマン
バックエンドエンジニアは、サーバーやデータベースの構築・連携を行うので、JavaやPHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語の知識が必須です。
また、データベースに収められた情報の検索や変更などを実行させるためのOracleやMySQL、SQL Serverなどのプログラミング言語の知識も必要です。
このほか、バックエンドのフレームワークのためのCakePHPやRuby on Rails、Expressなどのプログラミング言語の知識も求められます。
また、職場によってはフロントエンドの構築もしなければならいことがあります。
フロントエンドの作成に必要な、HTMLやCSS、JavaScript言語も身に着けておくと、オールマイティーに活躍できるWebエンジニアとして活躍できます。
IT技術は凄まじいスピードで進化しており、バックエンドエンジニアにも取られるスキルも増える一方です。
フロントエンド、バックエンド共に構築できるオールマイティーなWebエンジニアを目指す人もいれば、Web以外のITインフラの構築に関わるインフラエンジニアを目指す人もいるでしょう。
ITエンジニアとしてのキャリア形成を考えて、身につけるべきスキルを効率よく学んでいくことが大切です。
バックエンドはWebサイトを支える部分です。
バックエンドがなければ、そのサイトは機能しません。
この中核部分を担当するのですから、今後もニーズは高まっていくと予想されます。
IOTやM2Mなど、パソコンだけでなくさまざまなものがインターネットとつながる時代が到来しています。
このような状況が続くので、現在も将来的にもWebサイトのインフラを支えるバックエンドエンジニアの需要は高まりますし、存在の重要性も増すことでしょう。
インターネット時代に欠かせない人材、バックエンドエンジニアは裏方のイメージがありますが、実はとても重要な役割を果たすキーマンなのです。