プロフェッショナルな存在としての資質
ITエンジニアなる存在は、インターネットが急速普及を見せ始めた、一般的に捉える黎明期から当然不可欠な、優れた専門知識と技術を有する人材として、常に高いニーズを誇り続けています。
とりわけIT関連のあらゆるソフトやハードが急速な進化を見せる中、私達エンドユーザーにとって、エンジニアは時に指導者あるいは時に医者的存在と、無条件に全幅の信頼を寄せざるを得ない、極めて限られた特殊能力を有するプロファッショなると位置付けられていました。
その後今日のIT環境の構築から、次なるステップとして日々進歩進化が続く中、次第にエンジニアという職業もより幅広い人達に冷静に正しく理解される運びとなりました。
若くして将来の進路をエンジニアと見定める方々、あるいは異業種からのチャレンジを胸に秘めて勉強を続けておられる方々など、ある意味より身近に選択が叶う職業の１つへと、その立ち位置を変化させている点も見逃せません。
ですが決してエンジニアを職業とするに際し、クリアすべきハードルが低くなった訳ではありません。
世の中がエンジニアに求める内容は、より深くより幅広いものへと変化を続けており、単に専門知識と技術に長けた、ある意味雲の上の存在的な人物では、今日世の中のニーズに十分応えられるとは言えません。
人間力とコミュニケーション能力
今日得時に兄求められる資質を具体的に挙げて検証してみると、専門知識や技術は勿論の事、それらは当然と捉えた上でのプラスアルファとして、１人の人間としての総合的な人間力へのニーズが見逃せません。
仮にどれだけ依頼された仕事を完璧にこなす能力を有していたとしても、その内容を顧客である第三者に確実に伝達出来なければ、どれだけ素晴らしい仕事を為し得たとしても、適正な評価や感謝の気持ち、更には次なるビジネスにをがる事はありません。
今日エンジニアに求められる資質として、多くの方々が真っ先に挙げられるのが、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力など、第三者との確実な意志疎通に重要なポイントです。
クリエイティブ能力や周囲の人達を惹きつける魅力など、専門知識面よりもむしろ、１個人として魅力的である点を先に挙げる声が見逃せません。
更には特定の分野を突きつめる中、自ずと視野が狭まりがち、固定概念に捉われてしまうのが私達に共通する傾向の中、敢えて「非ＩＴ」なる価値感を頭から否定せず、冷静に対峙する姿勢と能力も注目されています。
こうした「人対人」を重要視する傾向と、世界を視野に入れるべき業種である点からも見逃せないのが英語力であり、理系出身を理由に潜在的苦手意識を訴えるエンジニアが少なくない現状、英語力に長けたエンジニアへの高評価とニーズの高まりが見逃せません。