エンジニアのための転職スケジュール

スケジュール手帳

大切な綿密なタイムスケジュール構築

売り手市場と公言される状況が続くエンジニアの転職ですが、他の全ての業種と同様、無計画に魅力的な求人募集情報に飛びつき、その後の流れに身を任せての「出たところ勝負」的な行動は、当然許されるものではありません。
現在在籍中の企業から委ねられた職責、社会人としての常識とモラルなど、1人の人間として全うすべき責任を果たす姿勢が見られぬ応募者の素性を、新たに人材を募る企業が見過ごす事はありません。
100%全方位への配慮を叶えられずとも、関係する諸方面、そして自分自身双方にとってのリスクがデメリットを最小限に抑える配慮に基づき、転職活動を確実に実践からより良い結果を掴んでいただければ幸いです。

ここで最初に着手すべき作業として、綿密なタイムスケジュールの構築が挙げられます。
勿論机上の青写真故、全て思惑通りに転職活動からエンジニアとしての再就職が叶うとは限りませんが、現実離れした自身の理想だけを想い描くのでは無く、現状を冷静に踏まえて作成してください。
ちなみに再就職先での勤務開始時期に関しては、現在の職場に辞意を伝えそれが受理され、残務処理に要する期間などを視野に入れた場合、現時点から3~4ヶ月程度の余裕を見ておくのが賢明です。

大切な地道な下準備の積み重ね

エンジニアでの再就業すなわち職種を限定しての転職の場合、応募先の企業が自身をエンジニアとして雇用してくれる確約が得られぬ限り、安易に現職場を退社する訳には行きません。
当然先に飛び出した上での転職活動は個人の自由ですが、生活費確保の面や無用なブランク期間が発生するデメリットを思えば、決してベストな選択とは言い切れません。

まずは転職を決意した時点までの、エンジニアとしての自身の歩みを再確認から、冷静ん自身の現時点での力量と経験値を把握しておきましょう。
具体的に希望する相手先にアクションを起こすのは、この作業を十分整えた上、すなわち転職決意から早くても2週目以降ぐらいと設定から、精神的に余裕を持って動き始めてください。

その他最も重要となる、現在の所属先へ退職意志を伝えるタイミングなどに関しては、次の採用先の対応とのコミュニケーションを通じ、臨機応変な対応が求められます。
自身の現状と、どの部分が譲歩可能で度の部分が不可なのかなど、臆せず簡潔明瞭に次の採用予定先企業に伝えた上で、自身が構築したタイムスケジュールを細かく調整しつつ、クリアすべき作業を1つずつ完了して行きましょう。
こうした直接エンジニアとしての活動とは無関係と思われる行動が、時を経てあるいは間接的に皆さんの1人の人間としての評価に反映される可能性もゼロとは言えず、慎重かつ誠意的な対処が不可欠です。