SAP関連基礎知識
IT関連の業務に携わる方々の中でも、実際に使用する機会を持たぬ場合、馴染み薄い独自言語、それがSAPです。
何やら難解な先入観が否めませんが、実際には非常にシンプルかつ幅広いビジネスに応用可能なツールの１つであり、そうした中の１つにBAPIが存在しています。
SAPの開発に欠かせないBAPI、この関係性をまずは基礎知識として押さえておいてください。
BAPIは音読すると「バピ」と発音する、正式名称の「ビジネス・プリケーション・プログラミング・インターフェイス」の略称です。
いわゆる汎用モジュールと総称されるカテゴリに属し、これは色々なプログラムから呼び出す事が可能なサブルーティンと捉える事で、漠然とながらもその役割などがイメージ出来るかと思います。
ちなみに今日使用されている他のプログラミング言語では「関数」「メソッド」と称されています。
BAPIはパッケージに標準搭載されており、さまざまな処理をこのBAPIが担っていると捉えれば、その重要な役割がより明確にイメージ出来るでしょう。
アドオン工程簡素化のメリット
世界各国のさまざまなビジネスシーンで必要と想定される機能が詰め込まれたBAPIですので、より的確に活用する事で、アドオン開発工程を大幅に軽減出来る可能性に期待が膨らみます。
新たな開発には膨大な先行投資と時間と労力が欠かせませんが、世界中のさまざまな商習慣を叩き台に開発されたBAPIを駆使する事で、この負担の軽減が理論的に十分可能です。
現時点では試行錯誤段階と捉えられますが、開発者にとって欠かせぬ存在として、今後更に熱い視線を集め続けるに違いありません。
主な役割はインターフェースであるBAPIは、データのみの受け渡しから自動更新を重ねる性質を有しています。
作業中に対応可能なBAPIが作業中見当たらぬ場合などは、ユーアーの手入力が可能なパッチンプットすなわち手入力機能を臨機応変に活用される事をお薦めします。
一定の専門知識と経験値をお持ちの方々向けのツールと捉えられるBAPIは、今日のIT環境の構築から更なる発展に欠かせぬ、重要な存在である事に異論は見当たりません。