エンジニアの転職は売り手市場!

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売り手市場の誤解は禁物

エンジニアの転職に際しては、一貫して売り手市場と言われ続けており、その根拠を含めてこの見解には十分な説得力の確認が叶います。
今日私達の日常生活とITは断じて切り離せぬ密接な関係性を有しており、この必要不可欠なシステムを支えるエンジニアの存在もまた、必要不可欠なのは歴然たる事実です。
そして日々急速なスピードで進化を続ける同業界は当然、慢性的な人材すなわちエンジニア不足状態という深刻な問題を抱えており、各企業は積極的な中途採用を実践から、自社の人材の確保に努め続けているのが現状です。

ここで見過ごしてはならないポイントとして「売り手市場イコール簡単にエンジニアになれる」なる誤解釈に及ばぬ姿勢が挙げられます。
とりわけ自身に相応の経験値をお持ちで、より高く自身を評価してくれる仕事環境への転職をお考えの方々からすれば、時に「売り手市場だから選び放題」的な先入観を抱きがちですが、これは大きな間違いだと明言せざるを得ません。

確かに即戦力の確保は各企業にとって急務ですが、時に豊富な経験値は特定の分野にのみ特化したエンジニアである可能性にも繋がります。
企業の一員として採用から、自社にとって対応が必要な職責を委ねる人材に対しては、むしろ幅広い基礎知識を確実に身につけた人材、新たな環境に素直に適応出来る人材が好ましくて当然です。

知っておきたい新たな仕事環境

エンジニアが自身の職責と対峙する現場は、必ずしも同業者に囲まれ、自分達のペースで専門用語を交わせば事足りるとは限りません。
クライアントすなわちお客様となる方々の業種は幅広く、例えば金融関係、あるいはサービス業、更には小売業など、今日のIT導入状況を考えれば、全ての業種が対象となると捉えておくのが賢明です。

しかも相手は自分達にとっては当たり前の専門用語や知識に対し、予備知識すら皆無同然であるケースも少なくありません。
今日のエンジニアに不可欠な能力として、コミュニケーション力、接客対応力が見過ごせぬ理由は、ここまでの説明で十分ご理解いただける通りです。

更に今後一層求められるスキルとして見過ごせないのが、英語力すなわち英語を用いてのコミュニケーション能力である点もまた、見過ごせぬポイントに他なりません。
全世界を繋ぐネットワークのITである以上、実質的な全世界共通語であり、とりわけIT発症の地とも言える英語圏からの新たなソフト、ハード、関連情報の供給を思えば、英語力を無視しての自身のスキルアップは望み薄と言っても過言ではありません。
当然新たにエンジニアを採用するに際し、英語力に着目する企業は増加の一途を辿っており、大半が理系出身者で現在構成されているエンジニア業界に於いては、このスキルが大きな武器となるメリットが見逃せません。