エンジニアにとって良い勉強方法とは

スマホ

常に進化を続ける業種だからこそ

他のさまざまな業種と比較しても、その進化の速度が圧倒的なIT業界の最前線で活躍するエンジニアは、常に最新情報にアンテナを張り巡らしつつ、正しい知識の習得と確認作業が求められます。
一昔前に記憶した当時の最新情報や知識は、時に現場では何の役に立たぬ場面も珍しくない、非常にシビアな職域環境の中でプロフェッショナルとしての仕事を全うする以上、常に「勉強」を続けねばならない現実が見逃せません。

ですが現実1日24時間、夢の中でも仕事の事ばかりを考えていては、心身が破綻してしまって当然です。
長い人生の中の1~2年間だけ、他の全てを犠牲にする覚悟で受験勉強に臨むのとは違い、エンジニアとしてより長く確実に上を目指しつつ、エンジニアとしての人生を謳歌出来なければ、程無く心身が悲鳴を上げてしまいます。

だからこそ敢えてプライベートタイムを過剰に割いてまで、ご自宅で勉強を続けられるライフスタイルは、必ずしもお薦め出来ません。
確かに「自分はこうして頑張っている」なる満足感と自己評価を確かめる事こそ叶いますが、私達は身体も心も鉄人ではなく、実際に費やした時間労力に対し、十分確実に新たな知識を習得出来る保証は見当たりません。
私達の心身にも「ON/OFF」が求められる現実を冷静に捉え、毎日の中に散りばめられている、僅かな空き時間を有効活用されるスタイルがお薦めです。

通勤途中と勉強会に着目

エンジニアとして日々職責と対峙される中、必ず発生するのが通勤や現地への移動時間です。
電車移動であれば周囲の多くの乗客同様、スマホに視線を落とす事が可能な環境であり、こうした時間を情報収集作業に充当するのも一案です。
見知らぬ人達の中の孤独はある意味、情報収集作業に適した環境であり、最新情報関連の検出からの確認作業を習慣化すれば、その効果は確実です。
電車中は格好の勉強の場となり得る事に、ぜひこの機会に着目いただければ幸いです。

またオフタイムを利用して、全国各地で積極的に開催されている、関連知識の勉強会に参加されるのも一案です。
独学とは違い、同じ志を有する見知らぬ同業者との出会いは、双方にとってプラスの刺激となるのみならず、思わぬ人間関係の広がりから構築への期待感も十分です。
何よりモチベーションアップ効果が見逃せず、勉強会を通じて新たに知った知識や気づき以上に、自身の仕事に臨む姿勢をより「凛とさせる」効果も見逃せません。
基本的に自身の内側に向け、より深く専門知識と技術を追求する一面を有するエンジニアの仕事だからこそ、時に外部から受ける刺激が必要不可欠です。