ユーザーが見やすく使いやすいWebサイトを作るフロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアはWeb制作のフロントエンド・サイドを担当するのが仕事です。
Web制作はフロントエンド（front-end）とバックエンド（back-end）に分かれています。
フロントエンドとは、ユーザーが画面を見たり、データを入力したりするWebブラウザ・サイドを担当します。
一方、バックエンドはユーザーから見えない部分で、Webブラウザからユーザーが入力したデータなどを処理するWebサーバー・サイドをいいます。
フロントエンドエンジニアはユーザーから見える部分を作るので、Web製作のUI部を担います。
主にWebデザイナーのデザインに基づいてHTMLやCSS、JavaScriptなどを用いたWebサイトの構築、PHPの設計および実装、WordPressなどコンテンツの構築やカスタマイズとなどを行うのが仕事です。
このためフロントエンドエンジニアはHTMLはもちろんのこと、CSSやJavaScript、PHPコーディングなどのスキルが求められます。
しかし、企業によってフロントエンドエンジニアが担当する業務内容は異なります。
Webデザイナーが存在せず、Webデザインからフロントエンドエンジニアが行う職場もあります。
このため、Webデザインに関するスキルも身に付けておくと、活躍の幅が広がります。
Webデザイナーがいる場合でも、デザイナーと連携して業務を勧めていくので、IllustratorやPhotoshopのスキルが必要なケースもあります。
また、近年は、スマートフォンでインターネットに接続する人が増えていますから、スマートフォンなどのモバイル端末から見やすく使いやすいUIが求められています。
このような小さな画面からの利用でも、ユーザーが魅力的に感じるUIの設計・構築スキルも必要です。
フロントエンドエンジニアはインターネット時代に欠かせない仕事
パソコンだけでなく、スマートフォンが普及して、誰もが手軽にインターネットに接続するようになりました。
このため、他サイトよりも魅力的なWebサイトを開発するため、完成度の高いWebサイト開発・構築技術が求められています。
これに伴って、フロントエンドエンジニアの需要も高まっているのです。
企業と個人ユーザーが気軽につながることができるWebサイトやプラットホーム構築など、これまで電話や対面で行われていた営業も、スマートフォンなどから手軽に行えるように工夫する企業も増えてきました。
Webサイトは一度制作すれば、それで終わりというサービスではありません。
公開後もこまめに更新しながら運営されていくので、フロントエンドエンジニアに対する将来性も高いといえるでしょう。