GTDツールでスケジュールを管理しよう

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GTDを正しく理解する

今日スケジュール管理機能に優れたGTDツールに熱い視線が注がれていますが、実際のところ、この「GTD」に関し、果てして皆さんは正しく第三者に説明出来るでしょうか?
ここではまず、関連知識のおさらいから、GTDを正しく理解しておきたいと思います。

GTDは「Gettings Things Done」の略であり、これはデビッド・アレン氏の著書のタイトルです。
日本語に訳すれば「物事を成し遂げる」となり、この著書は氏が仕事術を記した内容から構成されています。
ちなみにここでの「仕事」は単に勤務時間中の作業のみならず、人間関係やオフタイムの家事、勉強など、個人個人が各々「為すべき事」全体を指す表現として用いられています。

ちなみにGTDは「記憶に頼らず、書いたら即忘れろ」を前提としています。
頭の中であれこれ管理作業に勤しんでしまった結果、元来最優先で確実に成すべき作業に集中出来ず、結果負のスパイラルに陥ってしまうリスクとデメリットを危惧する考え方です。
GTDでは今成すべき事を一旦頭の外に放り出し、一箇所に書き出し書きとめる作業を「収集」と表現する、一種独特の物事の捉え方が採用されています。

GTDツールの特徴と活用法

GTDの6つのフェーズ「収集」「処理」「明確化」「整理」「実行」「レビュー」に準拠したツール、それがGTDツールです。
上記各々のフェーズは旧来、アナログの世界で私達が日常実践を重ねていた個々の行為に他なりません。
為すべき事を頭の中で確認から記憶する作業は「収集」であり、優先順に別に手帳に書きとめるなどは「処理」「明確化」に該当し、それらを整理から実行する事で、1つ為すべき事がクリアされます。
そしてこれらを記録しておく作業が「レビュー」となり、これらの異なる作業全ての処理能力を有するツール、それがGTDツールなのです。

この優れたツールを自身なりに上手に活用出来るようになれば、うっかり物忘れからのトラブルのリスクを確実に回避出来るのみならず、各々の作業に対する集中力も自ずと高まります。
これまで時間と労力を注がざるを得なかった周辺作業が軽減されれば、ストレスも当然少なくなり、心身の健康状態の向上にも繋がります。
GTDツールは単にビジネスシーンに限定されるものではなく、私達の日常生活に於ける頼もしいツールと捉えられる存在に他なりません。